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誤りあらば正せ。
The game was very excited. You should have seen it.
(東北学院大)
@ これは、大変 「 重要な問題 」 ですので、必ずマスターして下さい。文意は、「 その試合は、とてもわくわくするものでした。君も見るべきだったのに 」 ということです。後文の「 should have done 」 の形は、「 実現しなかった過去の行為 」 を表す表現ですが、詳しくは、「 10.助動詞 < 6 > 」 で解説します。
A 本文で間違っているのは、excited の部分です。というのは、excite には、「 ( 人が ) 興奮する 」 という意味はなく、「 ( 事物が人を ) 興奮させる 」 という意味しかないからです。
excite は、必ず ( S1 ) の形で使われます。従って、excite を使って、「 人が興奮している 」 という意味の文型を作ろうと思ったら、( S1 ) の文型を 「 受動態 」 に直すしかないことになるのです。
また、「 その試合が私を excite させている 」 のですから、excite の「 現在分詞 ( exciting ) の形容詞的用法 」 を用いて、( S1 ) は、次のように変形しても同じ意味になります。
1) この文型は、決して 「 進行形 」 ではないので注意。 exciting は、( 本来は ) 「 現在分詞の形容詞的用法 」 であるが、現在では、( prettywhite と 同じ ) 「 完全な形容詞 」 として使われており、その「 形容詞exciting ) 」 が 「 be動詞was ) 」 の 「 補語 」 の位置に来た文型である。
2) 前置詞 / to 」 は 「 〜 にとって 」 という意味で、この ( S3 ) の文型では、必ず to を用いる!
B 本文前文は、上記 ( S3 ) の文型から文末の 「 to me 」 が 「 省略 」 された形です。よって、本文を 「 正しい形 」 に直すと、次のようになります。
( S4 ) The game was very exciting.

もちろん、この ( S4 ) が 「 本題 」 の正解です。
C 実は、excite と同じ「 構文 」 を作る 「 動詞 」 は、他にもたくさんあるのですが、ここでは 「 入試頻出 」 の重要な 「 動詞 」 だけを、まとめておきますので、必ずすべてマスターしておいて下さい。
= 「 そのニュースは、私の興味を引きつけた 」 / ( S5 )
= 「 私は、そのニュースに興味を持った 」 / ( S6 )
= 「 そのニュースは、私にとって興味深いものだった 」 / ( S7 )
1) ( S6 ) は、( 本来は ) 「 受動態 」 の文であるが、interest の場合、by ではなく in を用いるので注意。
2) ( S7 ) の文型の場合は、〔 ( S3 ) と同様 〕 「 前置詞 」 は、必ず to〜 にとって ) を用いる。
= 「 そのニュースは、私を驚かせた 」 / ( S8 )
= 「 私は、そのニュースに驚いた 」 / ( S9 )
= 「 そのニュースは、私にとって驚くべきものだった 」 / ( S10 )
1) ( S9 ) は、本来は 「 受動態 」 であるが、surprise の場合、by ではなく通常 at を用いるので注意。
2) そもそも 「 受動態 」 で 「 能動態の主語 」 を文末に 「 by A 」 と表記するのは、通常、A が 「 主体的働きかけ 」 をおこなっている場合である。例えば、
( S11 ) の場合、「 彼 ( he ) 」 が、「 その箱を作る 」 に際して 「 主体的働きかけ 」 をしていることは明らかである。しかし、( S9 ) において、「 ニュースが私を驚かせようとして主体的働きかけをしたわけではない 」。 すなわち、ニュースには、「 私を驚かそうという意図 」 はない。ニュースは、ただ 「 ひとつの現象 」 として、そこに存在しているだけで、「 私の方が勝手に驚いている 」 だけである。その証拠に、同じニュースを聞いて、全く驚かない人もいるはずである。
3) これが、「 受動態 」 で 「 by を用いるか 」 「 by 以外の前置詞 を用いるか 」 の区別の仕方である。では、「 by 以外の前置詞 」 を用いると決まった後で、「 具体的に、何という前置詞を用いるか 」 は、それぞれの 「 動詞 」 の意味が決定する。従って 「 動詞 」 によって、用いる 「 前置詞 」 が変わってくるのである ( interest なら in / surprise なら at 等 )。
4) そのため、surprise の ( S9 ) の文型でも 「 at A 」 の A が 「 相手を驚かそうと主体的に働きかけている 」 場合は、「 by A 」 の形を用いることがある。
( S12 )は、例えば、彼がドアのかげに隠れていて、私が近づ いた時、急に飛び出して 「 ワッ! 」 と言って意図的に私を驚 かせた場合などが、これに当たる。
一方、この ( S13 ) は、彼には、「 私を驚かそう 」 という意図は全くなく、彼は、ただ 「 ひとつの現象 」 ( 事物 ) として、そこに存在しているだけである。ただ ( 例えば 「 彼の服装が変わっている 」 とか 「 彼の髪の毛の色が奇抜だ 」 といった理由により)私の方が 「 勝手に驚いている 」 だけであることに注意。
5) 従って、surprise の作る文型は、通常は
という形が原則であるが、( S12 ) ( S13 ) のような場合には、例外的にA = 人 」 の文型も可能である。
= 「 彼は、私を驚かせた 」

このことは、他の 「 同じグループの動詞 」 ( excite / interest / please / disappoint / bore ) についても、全く同様である。
D ここまでは、わかりましたね?ところが、@ の最初で、「 本題 」 が 「 重要な問題 」 だと言ったのは、実は、さらに 「 ここから先 」 なのです。これは、かなり 「 実力のある生徒 」 でも、「 英文解釈 」 で、よく間違えるポイントですので、必ずマスターしておいて下さい。それは、次の ( 一見簡単に見える ) 語句の 「 訳し分け 」 ができるかどうかという点です。
A君: 〔 簡単じゃん!( S23 ) の surprising は、「 現在分詞の形容詞的用法 」 でしょう。「 現在分詞の形容詞的用法 」 は、「 進行形 」 の意味を含んでいるはずだから、「 〜している 」 って訳せばいいんでしょう。だから、( S23 ) は、「 驚いている男 」 になるはずです。一方、( S24 ) の方は、「 過去分詞の形容詞的用法 」 で、「 受動態 」 の意味を中に含んでいるはずだから 「 驚かされた男 」 と訳せばいい! 〕
「 英文解釈 」 で、A君のように訳した人は 「 0点 」 です。「 全く逆の意味 」 になってしまうからです!まず、surprise は、( 「 上記 C 」 で述べたように ) 「 事物が主語で人間が目的語 」 になるのが、「 本来の正しい文型 」 であることを、おさえてください。
この「 構造 」 を、「 A から surprise と書かれたが飛び出して B にささっている 」 とイメージして下さい。
この時、「 矢が出ている 」 方を修飾する 「 形容詞 」 が、surprising であり、「 矢を受けている 」 方を修飾する 「 形容詞 」 が surprised なのです。この区別は、
矢を受けている受け身過去分詞surprised
という 「 連想 」 で覚えれば、絶対に忘れません。従って、( S23 ) の 「 a surprising man 」 の場合、「 a man からsurprise ) が出ている! 」 ことになります。では、「 a man から出た 」 は、どこにささっているのでしょう?もちろん、「 まわりの人 」 です!従って、「 構図 」は、次のようになります。
つまり、「 ( surpriseという ) 矢がささっている 」 のは、「 まわりの人 」 であり、従って、「 驚いている 」 のは 「 まわりの人 」 なのです! a man は、全く驚いてなんかいません。「 平気な顔 」 をしていてかまわないのです。 a man は、 「 ( surpriseという ) 矢を出している 」 主体であり、従って、「 ( まわりの人を ) 驚かせている人 」 なのです! 「 ( まわりの人を ) 驚かせる人 」 のことを、「 日本語 」 で何と言いますか? そう 「 ビックリするような人 」 とでも訳せばいいでしょう。一方、 ( S24 ) 「a surprised man 」 は、「 矢 ( surprise ) を受けている人 」 です。だから、この ( S24 ) の方が 「 ( 実際に ) 驚いている人 」 になるのです。よって、「 正しい訳 」 は、次のようになります。
わかりました?では、テストしてみましょう。次の語句を正確に訳してみて下さい。
できましたか?正解は、以下の通りです。
E では、最後に、「 本題 」 の解答を、もう1度、「 検算 」 してみましょう。
上記の ( ] ) に入るのが 「 excitedexciting か 」 を、「 上記 D 」 の知識をもとに確認してみましょう。
1) まず、「 be動詞 」 は、「 イコール 」 の意味があるので、( S25 ) より次の等式が成り立つ。
2) この時、「 the game 」 と 「 ( 私を含む ) 観客 」 との間には、次の 「 構図 」 が成立する。
3) すなわち、the game から 「 矢が出ている 」 ことになる。よって、the game と 「 イコール 」 になる 「 形容詞 」 は、exciting である。
4) 従って、( S25 ) の ( ] ) に代入できるのは( excited ではなくexciting であることが ( 疑問の余地なく ) 「 証明 」 できる。
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